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東北、岩手の海の味 岩手県久慈

東北、岩手の海の味 岩手県久慈 Posted on 3月 8, 2020Leave a comment

私は日本の数多くの地域を旅してきました。東京、大阪、京都、そして九州の長崎までも行った事があります。しかしそんな私でも、岩手県北部エリアについてはあまりよく知りませんでした。今回の旅の話を聞いたときも、何も分からないながらも、とてもワクワクしたことを覚えています。

 |魚棚レストラン

鮭、マグロ、カンパチの刺身のマリネ、山菜の天ぷら、鮭の味噌汁、茶碗蒸し、そして自家製の漬物。

最初に立ち寄ったのは上品な個室のある魚棚という料亭です。最初の料理が運ばれて来るやいなや、私たちは息を飲みました。そこで運ばれてくる海鮮料理は言うまでもなく、全てが美味しいものでした。また賑やかなガイドの貫牛利一が作ってくれた自家製の梅干しも絶品でした。

|昆布削り

昼食でお腹いっぱいになった後は、ある「作業」に取り掛かりました。それはその日の晩ご飯の為に地元の食材を集める事です。文字通りその日の残りの時間は全て、その「作業」に費やすこととなったのです。

そこの質素な入り口の奥の部屋には、非常に印象的でスチームパンクの世界観にありそうな古い機械がありました。そこで四作雄治さんを紹介されたのですが、なんと彼は岩手県で唯一の昆布を素手で削ることのできる、まさに「人間国宝」ようなの人だったのです!彼はその道50年以上のまさに名工と呼ぶに相応しく、昆布はあっという間に、半透明な薄い糸のように削られてしまいました。

10分少々の説明とお手本を見せてもらった後は、私が削る番です。

苦戦しながらもどうにかコツを少しつかむ事ができ、私の削った昆布は四作さんから55点の評価を貰えました。私は自分が作った半人前の昆布と、完璧なプロの昆布を両方持ち帰ることにしました。

農家食堂「つきや」

さて、夕食の食材を無事に集め、ホストである小野寺信子さんに会いにいきます。小野寺さんは今晩これを料理してくれます。私が席で一息着く前、既に午後のおやつが用意されていました。

今まで私が見てきた中で1番真っ黒な黒豆茶と、焼いた豆しとぎと言うのおやつでした(餅とパンの中間のよう)とても美味しくて、あと10個は食べられたかも。

ほうれん草の収穫

さあ休憩もそこそこに収穫作業に取り掛かります。そこで私は大きな寒じめほうれん草の温室ハウスに、顔から倒れ込みそうになってしまいました。

そして二つの大きな籠が一杯になるまで、ほうれん草を収穫しました。今晩の夕食、また明日の朝食には充分な量の収穫完了です。

餅つき

まずは餅つきのプロがつき始めるのを、少し下がって見ていました。そして次は私の番です!重い杵を持ち餅米をつき始めると、自分自身の上半身の力の無さに嫌気がさします。お餅をつく音はとても心地よくて、体力時にはかなりキツかったにも関わらず、とても楽しかったのを覚えています。私たちのガイドも楽しそうに餅つきに参加していました。

さてお餅をつくのは楽しいですが、それを食べるのももっと楽しいですよね。私の目の前には、甘い山ぶどうのジャム、トマトソース、そして削った昆布たちが出てきました。

夕食の時間

お餅を頬張りながら、夕食の準備も手伝いもしました。私の役目は、焼いている鮭の監視です。鮭の監視とお餅を食べる事の両方に夢中になっていると、こんがりと鮭は焼き上がりました。中はサクサク、更に良い塩加減で見た目通りの美味しさでした。

その2人を見た時、危うく黒豆豆腐を喉につまらせそうになってしまいました。その2人とは、凶暴な「なもみ」。彼らは窓を叩きながら部屋に入ってきました。

あの秋田の有名な「なまはげ」と同様に、彼らは「悪い子供」を追いかけ回して怖がらせるのが仕事です。そして「なもみ」を怖がる子供たちは、みないい子になっていくのです。実はこの「なもみ」になっていたのはガイドの方で、私はとても面白くてずっと笑いが止まりませんでした!

その夜、興奮も冷めやらぬうちに、私たちは地元の日本酒とワインを飲む事にしました。小野寺さんと一緒に、残りのお餅もいただきました。


|二日目:フィッシングとトレッキング

朝食

昨晩御馳走を食べ過ぎた事もあり、その日の朝食は食べられるか不安でしたが、全くそんな事はありませんでした。少し寝坊をしたせいで食事の準備は手伝う事はできませんでしたが、素晴らしい御馳走をいただくことができました。それはお酢につけたトマトです。その甘いトマトは白いご飯の上に載せると、梅干しのようにもみえました。そしてこのトマトのおかげで、朝から五杯もご飯を食べてしまいました。


これは余談ですが、「つきや」はランチ営業しています。つまり皆さんが黒豆ご飯や豆腐、魚をいつでも楽しむ事ができるのです。

野田漁港

この旅で1番ドキドキしたのは、やはりホタテ釣りをしたときでした。「つきや」から車で10分ほど移動すると「野田漁港」に着きました。昨日から続いていた雨も止み、絶好の天気。漁船に飛び乗る時は少し怖かったですが、その後は順調に航海は進んでいきます。波に揺れる漁船はまるでディズニーランドのジェットコースター。突然上下する揺れを存分に楽しみました!

沖合にいく途中、わかめの収穫をしました。私たちのガイドは巧みなナイフ捌きで、若いわかめをうまく収穫していきます。そしてその後は、すぐに、今日のメインのポイントに到着です。機械音とともに、ホタテの網を海から引き上げられていきました。漁師の方がその場でホタテを選別し、幼いものは来年のために海に戻していきます。

引き上げられた網には、ちょうど10個ずつのホタテがくっついていました。ホタテは大きくなるまで丸2年ほどかかると教えて貰いました。引き上げられたホタテは、なんとちょうど私の手ぐらいの大きさがありました。しかしそうこうしているうちに、波が強くなってきたため、少し残念ですが私たちは港に戻る事にしました。

もちろん収穫した後は、しっかりホタテをいただきました。新鮮で大きなホタテたちはとても甘く、そして程よく塩が効いていて、まさに絶品でした。生で食べたホタテもとても美味しかったのですが、私は焼いたホタテもオススメです。またほたての前に収穫したわかめも格別の美味しさでした。茶色だった海藻は、沸騰した湯に入れるとすぐに鮮やかな緑色に変化していきます。そしてそれを口に運ぶと、柔らかく、ポン酢ととても相性がよかったです。

みちのく潮風トレイル

みちのく潮風トレイルは1000キロメートル以上にも及び、青森県八戸から福島県相馬まで続きます。4県にまたがる三陸海岸の全てを見て回るには時間もエネルギーもありません。私たちはガイドの方と少しだけ行ってみる事にしました。前川正樹さんが案内をしてくれました。岩手県北部の海岸線には、いくつかの砂浜、また不思議な洞窟があり、そして興味深い事とのことです。

ドラム缶のお風呂

私自身はドラム缶のお風呂には入りませんでした。風も冷たかったのもあり、風邪を引くかもしれないという不安があったからです。でもお風呂に入った仲間に聞くと、お風呂の温度はちょうどよくとても心地よかったそうです。また彼女は一日中でもそこにいられそうとも言っていました。そこからの景色は本当に素晴らしくて、行った際には絶対に見てみるべきです。

|国民宿舎くろさき荘

もう一度素晴らしい料理を食べずに、岩手を離れることなどできません。幸運な事にくろさき荘のスペシャルランチを食べる事ができました。ここでもまた昆布がちらし寿司の上に乗って出てきました。さらに昆布はうどんにも練りこまれていて、麺の長さは2つから選ぶ事ができました。一口サイズの食べやすい長さか、それとも3メートルの長さか、です。私は麺をテーブルにこぼしたときに、なんとかお椀に戻す事ができました。

そして全ての旅程を終え、まだ海の香りのする髪の毛のまま、真昼の太陽を背中に浴びながら、岩手県北部からの帰路につきました。この2日間の旅で、とても美味しい海の幸を食べ、そしてそれと同じくらい素晴らしくユニークな経験ができました。最初は全く知らなかった岩手県北部でしたが、今回の旅で岩手県北部、そして東北地方がもっと好きになれました。

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