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自然の楽園沖永良部島

自然の楽園沖永良部島 Posted on 3月 9, 2020Leave a comment

私がこの島のガイドのジョーさんは、「なぜこの鹿児島県南部の離島である沖永良部島に移住してきたのか」と尋ねると彼はこう答えた。

都会の喧騒から逃げて、自然の中で静かな暮らしをする為、と。そして同じ質問をこの島のシュノーケリングのガイドにした時も、同じ答えが帰ってきた。

人は賑やかな街の光や、多くの人々の喧騒の中にいたい時もある。そんな時には、私は街へ行く。沖永良部島に向かう道中、私は実はそんな気持ちだった。街の明かりを期待していた。しかし本当に私に必要なのは、都会の喧騒ではなく、自然と過ごす時間だったとは、その時はまだ気付いていなかった。

|島への行き方

沖永良部島に行く一番早くて簡単な方法は飛行機である。私は大阪から2つの飛行機を乗り継いで、この小さな島へとたどり着いた。大阪から、鹿児島へ。そしてそこから沖永良部島へ。

ガイド曰く、多少前後はあるが鹿児島空港から沖永良部島へは、およそ70分程。もし沖永良部島の周りの島へも行きたい時はフェリーに乗るといいだろう。フェリーは鹿児島、沖縄本島、そして周りの大きな島からも出ている。

|島での滞在先

私はアメリカ、フロリダ州出身の女である。しかし沖永良部島にいると、少しだけ故郷に戻ったような気持ちになる。

暖かい気候、湿気を含んだ2月の風、季節の変化を知らせてくれる雨、シュノーケリングやダイビングに最適な暖かさの海、そして綺麗な砂浜。その全てが私の故郷に似ているからだ。

島の空港にガイドのジョーさんに迎え来てもらい、私たちは今晩の宿の「海の見えるペンション」に向かった。ここは家族連れや、大人数のグループにはぴったりだろう。

ここの2階にはそれぞれ和室と洋室の、眺めの良い2部屋があった。私は和室についているパティオが気に入ったので、和室に泊まる事にした。1階にはカラオケルームとキッチンがあり、大きな駐車場もあった。

その静かな空間はとても居心地の良いものだった。その夜は窓を開けっぱなしにして、心地よい海風と音を包まれながら眠りに落ちた。

突然夜中に雨が降り出したが、それさえも心地よく感じる事ができた。もしもっと自然を感じたいと思ったなら、沖永良部島ではキャンプもする事ができる。


|二日目:自然の楽園

私の沖永良部島でのツアーは半崎岬から始まった。ガイドと私は夕陽を見るために、宿を出てそこに向かった。この日の天気は少し曇り。どれほど夕陽が見えるか心配だった。しかし突如空はオレンジ色に色を変え、最後には綺麗なピンクへと変わっていったのだった。

ガイドのゆりさんとともさん曰く、運が良ければここからザトウクジラを見る事ができるらしいのだが、今回は見る事ができなかった。しかしそれでもこの夕日は見る価値があると言えるだろう。

|シュノーケリング

次の朝、ガイドのゆりさん、ともさんと一緒のシュノーケリングへ向かった。2人はとても親切で、そして英語も上手だった。

私は以前にシュノーケリングの経験は数回あったが、ツアーでするのは今回は初めて。今回の目的はウミガメを見る事だ。

2月にシュノーケリングをする事に疑問を持つ人もいるかもしれない。しかし水温は意外にも、それほど冷たくはなかった。私たちはウェットスーツ、マスク、フィンをつけて海に飛び込んだ。

水の中にいると時間が経つのはとても早い。海の中はまるで水族館の上を泳いでいるかのようで、たくさんの色とりどりの魚と珊瑚を目にする事になる。様々な魚たちが泳ぎ回り、何かを食べ、そして戯れ合っている姿を見るのは、言葉で説明できない程の美しさだった。

さらにウニを探すために岩の間を覗いてみたりするのも楽しいものだった。海の中では、まるで子供時代に戻ったかのように、時間を過ごす事ができた。そして肝心のウミガメも、もちろんしっかりと目にする事ができた。この島は私にシュノーケリング素晴らしさを改めて気づかせてくれた。

|トレッキングツアー

沖永良部島は石灰岩の洞窟も有名である。その巨大な洞窟は島中の様々な所につながっている。シュノーケリングの次は、この洞窟に行ってみる事にした。この洞窟はとても広く、正直にいうと私には少し怖すぎた。しかし始めはなんでも怖いもの。恐怖に打ち勝つ意味も込めて、この洞窟に入ってみる事にした。この洞窟ガイドの方は何度もここに入り、この洞窟を知り尽くしているとのこと。洞窟を歩いていると、様々な形の石や岩を目にするが、時々骨のように見えるものもあった。

洞窟の鍾乳石と石筍が、懐中電灯の光で黄色と白の縞模様に見える。洞窟のこれらの岩は、水によって生成されたものらしい。そして少しの間、懐中電灯の光をオフにして、その漆黒と水がゆっくりと滴り落ちる音を聴く。また洞窟の歴史も教えてもらえた。その後ガイドが再び懐中電灯に明かりをつけると、懐中電灯は点滅モードになっていて、洞窟の壁は美しい赤や青、緑色のライトを反射し点滅していた。それは神秘的で、本当に美しいものだった。

そうして洞窟を進むと、日の光が差し込む場所に行き着いた。そこは海の近くのようだ。海は見えなかったが、海の音がは聞こえる。それまで長い間地下にいたせいもあり、そこから聞く海の音は、いつも以上に心地よく感じた。そこで写真を撮り、再び洞窟に戻ってきた道を今度は帰っていく。道を覚えていたため帰り道は行きより早く、そして岩の上を歩くのにも慣れてきていた。しかしガイドが帰り道の途中で、冗談で道に迷った振りをする度に、私はパニック寸前だった。洞窟で迷子になるホラー映画をいくつもみたせいかもしれない。

そうこうしていると、1日が過ぎるのはとても早かった。この島の滞在中に多く住民に出会ったが、彼らはみんなとても親切で、のんびりとした穏やかな人たちだった。それは恐らくこの島の美しいビーチと森がそうさせているのだろう。

|島の食事

この島の私のお気に入りはカレーハウス多目的空間みーやだ。このMI-YAの建物は文字通り、この島の伝統的な建築であり、屋外にキッチンがある。ここのカレーが素晴らしいのは言うまでもないが、ここの人たちもまた素晴らしい人たちだった。

住所:〒891-9121 鹿児島県大島郡和泊町根折1073番地

「居酒屋 郷土料理 草」も同じく素晴らしいところだった。。私は地元のヤギの肉を使った料理を食べようかとも思ったが、その時はそこまで冒険できずに結局ピザを食べる事にした。

住所:〒891-9111 鹿児島県大島郡和泊町手々知名512-7

もし時間があればやりたかった事

日曜日の天気は思わしくなく、朝にシュノーケリングをすることしかできなかった。シュノーケリングを終えたあたりから雨が降り始め、その日はずっと激しい雨が降り続いていた。その影響もあり、出来なかったこともあった。

  1. とても古い杉の木を見に行くハイキング
  2. 世の主のお墓参り。世の主は600年ほど前にこの島の王だった人物。
  3. 干潮時にフーチャ海岸を散歩すること。車でそこを通った時に、たくさんの潮溜りと岩が見えていた。とても美しかったので歩いてみたかったが、悪天候の為、断念せざるを得なかった。
  4. 島で一番有名な洞窟の「昇竜洞」洞窟を散々怖がっておいて言うのも、おかしいかもしれないがここも行ってみたかった。
  5. 「リボーンジューシー」搾りたての新鮮なジュースを飲んでみたかった。
    住所:〒891-9213 鹿児島県大島郡知名町瀬利覚476

後書き

春先から初夏にかけてが、沖永良部島を訪れるにはベストだろう。この時期はより一層この島の人々や、自然にゆっくりと密に触れ合えるはずだ。ただこの季節は時々台風が来ることがあるので、それには注意が必要。

ガイドのジョーさんは知識豊富でさらに英語がとても上手だった。またシュノーケリングガイドのともさんとゆりさんはとても親切で、そしてこの2人も英語がとても上手だった。ただ現地の言葉を少し理解できると、そこでの旅はより良いものになることは間違いない。

もしまた機会があればこの沖永良部島に、今度は友人を連れてきたいと思う。また女一人旅をするのも悪くはないかもしれない。今度はぜひザトウクジラと、そしてまたウミガメも見てみたい。もしあなたが日本の南国の島へ興味があるならば、この沖永良部島はピッタリなはず。

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