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はじめての寺社参拝

はじめての寺社参拝 Posted on 4月 7, 2020Leave a comment

日本の主な宗教が仏教と神道であることを思えば、何万もの寺社仏閣が日本にあふれているのは驚くにはあたりません。見上げるような建物が立ち並ぶ豪華絢爛な施設かもしれないし、森や脇道にひっそりと佇むお宮さんかもしれませんが、いずれにしても、日本を旅するといたるところで寺社にであいます。

日本を訪れる多くの旅行者にとって、神社やお寺への参拝は日本独自の文化体験と言ってよいでしょう。参拝時にうっかり失礼な行動をとらないよう、神社とお寺の違いや一般的なマナーについて、一度学んでおきましょう。

|お寺

寺は仏教における礼拝の場であり、また仏僧の修行の場でもあります。有名な寺には京都府の清水寺(画像2)や奈良県の東大寺(画像3)があります。

寺の入り口には通常、複数の建物から成る門(画像4)があります。参拝者は正門を通過する際には、この仏の聖地に対する敬意を表して一礼します。

寺の本堂には香炉や蝋燭立などの仏具や供物を載せる台があり、その奥に仏教の信仰対象である仏の姿を象る仏像が祀られています。

檀家(仏教信者)にとって一年でもっとも重要な行事は、毎年8月半ばに催され「お盆」として知られる行事でしょう。檀家は親族で集まり、お盆の間にこの世に戻ってくるとされる先祖の霊を迎えるのです。

|神社

神社は神道の祭祀施設です。神道とは「神々の道」の意味で、神道の信奉者は、神々はあらゆる自然現象の内に――山々、滝、河川、大地、風、そして「音」にさえも――宿っていると信じています。神社とはすなわち「神の社(住居)」の意味です。有名な神社に厳島神社(上図、下図)があります。神社の入り口には鳥居がありますが、この鳥居こそ、俗世と精神世界を結ぶ玄関口の役割を持っているのです。参拝者は鳥居を通る際にはやはり、神への敬意を表して一礼します。

神社を参拝する際には、文化体験を充実させるためにも、神社参拝の作法に倣ってみましょう。

  1. 心身を清める
    これは神への敬意を表すとともに、参拝において何よりも重要な作法といえるでしょう。神社の鳥居をくぐると、「手水舎(てみずや、ちょうずや)」という水が溜められた場所があり、竹製の柄杓が置かれています。まず右手で柄杓をとり、水を汲んで左手を清めます。次に柄杓を左手に持ち替え、同様に右手を清めます。最後に、左の手の平で水を受けて口をすすぎます。
  2. 賽銭
     社殿の前に備え付けてある賽銭箱にお賽銭を入れてください。
  3. 拝礼
    社殿にいらっしゃる神様への祈りです。必ず最初に脱帽してください。正しい拝礼の仕方は「二礼二拍手一礼」すなわち、二回頭を下げ、二回柏手を打ち、最後に一回頭を下げるという作法です。

    お賽銭と拝礼の作法は、以下のような流れになります。
    1。まず賽銭箱の前で軽く会釈し、賽銭を入れます。
    2。鈴緒を揺らして鈴を2,3回鳴らし、神様に参拝に来たことを知らせます。
    3。深く二回礼をします。(二礼)
    4。二回拍手をします。(二拍手)
    5。 両手を合わせて心を込めて祈ります。
    6。最後にもう一度深く礼をします。(一礼)
  4. 直会(なおらい)
    特別な祭祀の後にのみ行われる、神事に参加した人たちで神酒と神饌を頂く行事です。

|類似性

寺と神社はそれぞれ仏教と神道という異なる宗教に属してはいますが、両者は千年以上の長きにわたって日本において共生してきました。そのため、両者の間には共通点もあります。鳥居や手水舎を備えた寺も、近年よく見られるようになっていますね。

共通点のひとつが「御朱印」です。大きな寺社であれば、たいてい300円程度で紙や専用の御朱印帳に御朱印を押してもらえます。御朱印の構成は、①日付が記載されている、②寺社の名称が筆で書かれている、③参拝を意味する「奉拝」という文字が書かれているなど、どの寺社についてもよく似ています。それぞれの寺社には独自の印もあります。

|参拝時のマナー

ウェブには情報が溢れているとはいえ、完璧に作法に則った参拝はやはり難しいものです。とはいえ、神仏を参拝にあたって、最低限のマナーは弁えておきましょう。

 大きな音を立てたり大声を出すこと。ものを壊すこと。必要以上に派手な服を着ることはNGです。社寺は宗教施設であり、神仏への敬意を忘れずに言動は慎むようにしましょう。

外国人であっても、ぜひ日本独自の文化を全身で感じ、伝統的な作法に従って参拝してください。作法が完璧でなくても、学ぼうという姿勢があれば、日本の人々はその姿勢を暖かく見守ってくれるはずです。マナーを守って寺社を参拝し、端正で美しく、静けさに満ちた境内を散策し、日本の文化に多大な影響を及ぼした仏教と神道の歴史に思いを馳せてください。

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