山古志は絶景。絶対に長居すべき。
わずかに雪の降った翌日、2024年11月19日、会津若松から磐越西線、新津経由で訪問。夕方近く虫亀にある宿に到着。曇り空の日没までのわずかな時間に行くべき場所を女将に問うと「薬師の杜」。
人影のない道路をたどり着くと絶景が待っていた。奇跡的に夕日が顔を出し、山古志の斜面を照らした。棚田というより棚池。水を抜いた養鯉用の池が階段状に見える。遠景には越後駒ケ岳、八海、黒姫雪の山々。家族はカメラ、スマホで必死に撮影するが実景には及ばず。
日が暮れると軽車両の移動スーパーの呼び声がする。面白半分で宿を飛びだすと「何でもあるよ」の声に捕まり、お菓子とつまみを買う。
翌朝も「薬師の杜」へ。前日に比べて空気も澄んで、ああ絶景。小千谷から小出方面には雲海が。
不思議なことに、他の観光客はいない。わずかな民家に客相手を思わせる店や売店はない。近くの養鯉場には海外のバイヤーが多数来るようだが、どうなっているんだろう?
宿の『山古志 百姓や 三太夫』は新築と錯覚する内装。応対は家族的で緊張は無用。自作の野菜を中心とした優しい食事、はさがけのお米はプチプチとはじけた。食べすぎと思ったが、翌日は調子が良かった。絶対に訪れるべし。