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漁師体験ができる宿6選|漁師に学ぶ海の恵みとグルメの旅

漁師体験ができる宿6選|漁師に学ぶ海の恵みとグルメの旅 Posted on 2026年09月03日

現役漁師さんと一緒に海に出る。
そして、自分の手で獲った魚を、その日の食卓で味わう——
そんな特別な時間を過ごせる宿が、日本各地の漁村にあります。

今回はSTAY JAPANに掲載されている中から、漁師体験ができるおすすめの宿6選をご紹介します。ホストが漁師の一棟貸しから、釣り船を出してくれる民宿まで。海の恵みを「獲るところ」から味わう旅へ出かけてみませんか。



なぜいま、漁師体験ができる宿が面白いのか


魚がおいしい宿は全国に数多くありますが、その魚が「どこで、どうやって獲られたか」を知る機会はそう多くありません。漁師体験ができる宿の魅力は、まさにその過程を丸ごと体験できるところにあります。

朝の海へ船を出し、仕掛けた網を引き上げる。
跳ねる魚を選り分け、港に戻って包丁を入れる。
この一連の流れを体験すると、同じ刺身でも味わいと感動がまったく変わります。
お子様にとっても、食べ物が食卓に届くまでの過程を実感できる最高の「食育」になります。

さらに、市場を通さずその日の海から直接届く魚が並ぶため、旅館やホテルと一味違う、漁師の宿ならではの「豪快な本物の味」に出会えるのも大きな醍醐味です。

そして、毎日海と向き合う漁師さんから得られる経験や知識は、私たちの食に対する、環境に対する意識が変わるきっかけになるかもしれません。


漁師体験ができる宿の選び方・注意点|3つのポイント


宿を選ぶ際は、目的に合わせて次の3点を確認してみてください。

① 季節・体験時期で選ぶ
漁には禁漁期間があり、季節によって漁法が変わります。一方で海が穏やかなエリアでは、通年で体験できる宿も。秋から冬にかけては魚に脂が乗るため、味覚を優先するなら寒い季節を狙うのもおすすめです。

② 体験のスタイルで選ぶ
船に乗って本格的な漁に参加するのか、獲れた魚をさばく調理体験なのかで過ごし方は変わります。小さなお子様連れなら、港の近くで完結する魚さばきや干物づくり体験がある宿が安心です。

③ 食事の提供スタイルで選ぶ
プロの手による漁師飯を堪能したいなら「1泊2食付きの民宿」、自分たちで調理や海鮮BBQを楽しみたいなら「自炊型の一棟貸し」が向いています。

※ 予約時のワンポイント注意点

  • 体験はすべて要予約です
    宿泊予約とは別に申し込みが必要な場合が多いため、予約時のメッセージで希望を伝えましょう。
  • 海の体験は天候に左右されます
    波が高い日は出港できません。日程に余裕を持たせ、中止になった場合の代替プランも考えておくと安心です。
  • 実施時期は宿ごとに異なります
    禁漁期間や季節限定の漁法があるため、狙っている体験がある場合は、余裕を持って事前の確認をおすすめします。
  • 季節限定の漁法や、2〜3名以上などの最少催行人数が設定されている体験もあります。事前に確認しておきましょう。

1. 漁師と船に乗る|定置網漁を体験できる宿


【三重県 度会郡南伊勢町】漁師のいるゲストハウス まるきんまる|ありのままの暮らしが伝わる漁村体験

リアス式海岸が続く南伊勢町・阿曽浦。海まで徒歩10秒の立地に建つ、産直サイトポケットマルシェでも高い評価を集める現役漁師さんが営むゲストハウスです。宿名の「まるきんまる」は、ホストが乗る漁船の名前に由来しています。

ホストの橋本純さんは、真鯛の養殖と小型定置網漁を営む水産会社の三代目であり「漁師おさかなマイスター」の資格を持つ海のプロ。 橋本さんの漁船に乗り、真鯛のエサやりや超小型定置網(つぼ網)を引き上げる漁師体験は、獲れた魚から好きなものを選んで夕食にできる最高の贅沢です。旅の記念にメッセージを描ける「鯛の塩釜焼き体験」や、漁師直伝の魚さばき体験もおすすめです。

▶︎ 施設形態:一棟貸し・最大12名
▶︎ 漁師体験:漁師体験(エサやり付)16,500円〜/5名まで。つぼ網漁は11〜8月、9・10月は禁漁のためカニ網漁
▶︎ 調理体験:魚さばき体験3,300円/1人、鯛の塩釜焼き体験2,200円/1人、干物づくり体験3,300円/1人(いずれも3名以上・要予約)
▶︎ 食事:素泊まり。館内で水産物の販売あり、BBQ道具のレンタルも可能
▶︎ アクセス:伊勢自動車道 玉城ICから車で約40分。伊勢市駅から三重交通バス「南島道方」行きで約60分、乗り換えて「阿曽浦」まで約10分


【宮崎県 串間市】あ・sobe|漁師のホストと、通年でできる定置網漁へ

野生の馬が暮らす都井岬のふもとに建つ黄色い建物「あ・sobe」。宿泊費もリーズナブルで、長期滞在にもおすすめの宿です。

本職が漁師のホストさんが、予約制で定置網体験を受け付けています。港から船で10分ほどの沿岸で行うため、船酔いが心配な方でも参加しやすいのがポイント。網に入るのはトビウオ、アジ、サバ、カマスなど季節によってさまざまで、ときにはウミガメがかかることも。(ウミガメは海に帰すことで運気が上がり喜ばれるそう )獲った魚は持ち帰ることができ、開放的な屋上でBBQを楽しむのがおすすめ。日向灘で締まった青魚を炭火で炙れば、香ばしい香りも最高のごちそうになります。

▶︎ 施設形態:一棟貸し・最大3名
▶︎ 漁師体験:定置網体験(予約制)。通年実施、9時ごろ出港で所要約1時間30分
▶︎ 食事:素泊まり・自炊。BBQセットの貸し出しあり
▶︎ アクセス:JR日南線 串間駅からタクシーで約15分。宮崎ブーゲンビリア空港からタクシーで約100分


2. 釣り船で海に出る|漁師の食卓を味わう宿


【青森県 下北郡佐井村】漁師の民宿 ゆづき荘|ご主人が自ら獲る、5〜8月限定の濃厚な生ウニ

下北半島の西岸、福浦地区にある漁家民宿です。毎日漁に出るご主人が用意してくれる食卓には、佐井産の新鮮な魚介がズラリ。とりわけ5月から8月にかけて登場する「生ウニ」のとろけるような甘みは、産地でしか味わえない絶品です。

自前の釣り船を出しているため、釣り好きにもたまらない環境。6〜7月はソイやアイナメなどが狙え、条件が合えば釣った魚をさばいてもらえます。地区に伝わる「漁村歌舞伎」の文化とともに、海と暮らす人々の営みを感じられる宿です。

▶︎ 施設形態:漁家民宿(個室)・最大8名
▶︎ 漁師体験:自前の釣り船あり(要予約)。釣った魚をさばいてもらえる場合あり
▶︎ 食事:1泊2食付き。5〜8月は生ウニ、冬はサワラ・ブリ・ヒラメなど
▶︎ アクセス:佐井港から車で約30分(冬期は約40分)。定期航路シィライン福浦港から徒歩3分


【千葉県 いすみ市】Malama Monstera 一棟貸し別荘|東京から車で2時間で海釣り。釣り船体験と、仲間の漁船から届く房総の海の幸

外房・いすみ市にある広々した一棟貸しの別荘です。この宿の自慢は、オーナーの仲間が船頭を務める漁船「正和丸」から水揚げされたばかりの地魚料理。噛むほどに旨みがにじむ房総の海の幸を、貸切の空間で心ゆくまで楽しめます。

さらに、大原漁港「港の朝市」では釣り船の乗船体験が可能。八幡岬から海食洞をめぐる約20分の航路で、模擬釣り体験も楽しめます。本格的に釣りたい方には4名から出航できるチャーター便もあり、週末の海旅の拠点としてうってつけです。

▶︎ 施設形態:一棟貸し・最大6名
▶︎ 漁師体験:大原漁港 港の朝市の釣り船乗船体験(大人1,500円/1人1回、中学生以下1,000円/1人1回)。釣り船チャーター便は4名から(12,000円/1人)
▶︎ 食事:素泊まり。オプションで漁船「正和丸」から届く地魚料理。ディナーコースをご予約でお酒を飲まれる方には無料送迎付きのプランもあり
▶︎ アクセス:JR外房線 大原駅からタクシーで約15分、御宿駅からタクシーで約8分


3. 漁村の暮らしごと楽しむ|海と里の体験がそろう宿


【香川県 小豆郡小豆島町】小豆島 三都の郷|地引網からわかめ採りまで、島暮らしを満喫

瀬戸内海に浮かぶ小豆島の南西部、海と山に抱かれた三都半島の集落にある古民家宿です。併設の「カフェまひるがお」が滞在をサポートしてくれ、島で暮らすような時間を過ごせます。

地元の漁師と行う「地引網体験」では、獲れた魚をその場で調理するところまで楽しめます。さらに、波止場からの磯釣り、伝馬船(てんません)漕ぎ、わかめ採りなどがセットになった3時間コースも通年で用意。潮の香りごと味わう採れたてわかめのしゃきっとした歯ざわりは、島ならではのごちそうです。

▶︎ 施設形態:古民家(個室)・最大16名
▶︎ 漁師体験:地引網体験は8〜10月。磯釣り・伝馬船漕ぎ・ロープワーク・わかめ採りの3時間コースは通年
▶︎ 食事:素泊まり。併設のカフェまひるがおを利用可能
▶︎ アクセス:小豆島の港(土庄・池田・草壁・福田・大部)から送迎あり(一度に10名まで)


【三重県 度会郡大紀町】民宿シャトン|通訳案内士のホストと楽しむ、里山暮らしと小型定置網漁をまるごと体験

伊勢神宮にもほど近い大紀町で、山と畑に囲まれて建つ体験民宿(2025年4月オープン)。通訳案内士の資格を持つホストが「文化や言葉のちがいを超えた交流の場」として営んでいます。

宿が窓口となって案内してくれる「小型定置網体験」に参加すれば、個人では申し込みにくい地域の漁に直接触れることができます。 さらに、まき割やかまどでのご飯炊き、野菜の収穫など、里の暮らしを体感できるメニューも豊富。香ばしい湯気ごと味わう「かまど炊きご飯」や地域の食材を使った和食は、それだけでも訪れる価値があります。加えて、通訳案内士の資格を持つホストさんによる、伊勢志摩・東紀州の観光ガイドも魅力。

▶︎ 施設形態:ホームステイ型・最大7名
▶︎ 漁師体験:漁師さんと行う小型定置網体験を宿が案内(要相談)。ケービング・パックラフトの紹介も可能
▶︎ 食事:地域の食材を使った和食(要事前予約)。英語・仏語対応
▶︎ アクセス:紀勢自動車道「勢和多気IC」から車で約15分。JR紀勢本線「川添」駅からタクシーで約7分(食事体験付きの滞在なら川添駅から無料送迎あり・最大3名、お子様連れは4名まで)


まとめ|漁師体験ができる宿で、海の恵みを味わい尽くす


網を引き上げる緊張感、獲れたての魚に包丁を入れる手つき、そして食卓に並んだときの感動。

漁師体験を通じて「獲る・さばく・食べる」のすべてがつながったとき、旅の記憶はぐっと深く鮮やかなものになります。

秋から冬にかけては、魚に脂が乗る最高の季節でもあります。まずは気になる宿の空室を確認し、体験の実施時期をあわせて問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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