Posted in 2. 開業準備 3. 建物活用 ホストガイド

古民家民泊の始め方|費用・許可申請まで解説|STAY JAPAN

古民家民泊の始め方|費用・許可申請まで解説|STAY JAPAN Posted on 2026年05月26日

空き家になってしまった古民家、相続したものの使い道がわからない……そんな悩みを抱えている方に、いま注目されているのが「古民家民泊」という選択肢です。古民家が持つ独自の雰囲気や日本の伝統文化への関心は、国内旅行者はもちろん、外国人観光客の間でも急速に高まっています。しかし、いざ始めようとすると「どんな許可が必要?」「費用はいくらかかる?」「どこに登録すればいい?」と疑問は尽きません。そこで、この記事では古民家民泊の始め方として、許可申請の手順・改修費用の目安・集客まで、開業に必要な全手順をわかりやすく解説します。



古民家民泊とは?増加するインバウンド需要と広がる可能性


古民家民泊とは、築数十年以上の伝統的な日本家屋(農家・商家・武家屋敷など)を宿泊施設として活用する民泊スタイルです。囲炉裏・土間・縁側・古材の梁など、現代建築には再現しにくい空間的価値が最大の魅力です。そのため、一般的な民泊より高単価での宿泊提供も十分に期待できます。

さらに、インバウンド旅行者、特にアジア圏・欧米圏の旅行者の間では「本物の日本の暮らし」を体験したいというニーズが急速に増加しています。つまり、古民家民泊はそうした需要にぴったり合致する、いま最も伸びている宿泊スタイルといえます。また、空き家活用・地方創生の観点からも注目されており、行政からの補助金支援を受けやすい事業でもあります。


許可申請の選択肢|旅館業法・民泊新法の違いと農林漁家民宿の特例


古民家を民泊として活用する際、まず選択すべきなのが「どの許可制度のもとで運営するか」です。基本となる制度は2つです。

制度根拠法営業日数特徴
簡易宿所(旅館業法)旅館業法通年営業(365日)構造設備基準が必要。古民家民泊の最も一般的な選択肢
住宅宿泊事業(民泊新法)住宅宿泊事業法年間180日以内届出制で手軽だが、年間営業日数に上限あり

したがって、ほとんどの古民家民泊は旅館業法の簡易宿所として許可を取得します。届出のみで始められる民泊新法(住宅宿泊事業法)は年間180日の営業日数上限があるため、本格的な経営には不向きです。

農業・漁業を営む方への追加的な特例:農林漁業体験民宿

農業・林業・漁業を本業とする方については、農山漁村余暇法(農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律)に基づく「農林漁業体験民宿業者」の登録を受けることで、旅館業法の設備基準の一部が大幅に緩和されます。

緩和される主な要件:

  • 客室延床面積33㎡以上の要件が撤廃(小規模でも開業可能)
  • 調理室・浴室などを自宅と兼用することが認められる
  • 消防設備の一部基準が地元消防長の裁量で緩和される

この特例は旅館業法の許可を取得したうえで農山漁村余暇法による登録を行う、いわば旅館業法の上乗せ緩和制度です。なお、農家以外の古民家オーナー(相続・移住など)には適用されないため、まずは保健所や農業委員会に相談して自分が対象かどうかを確認しましょう。

許可申請の詳細な手続きについては、「農家民宿の許可申請ガイド」もあわせてご参照ください。


古民家民泊の開業手順|5ステップ


ステップ1:建物・立地の状態確認

まず、古民家の耐震性・断熱性・水回りの状態を確認しましょう。特に1981年以前に建てられた「旧耐震基準」の建物は耐震補強が必要になるケースが多く、事前に建築士への相談をお勧めします。また、宿泊施設として最低限の衛生環境(トイレ・洗面・シャワーまたは浴室)が整っているかも確認する必要があります。

ステップ2:許可区分の選定と申請

次に、前述の制度のなかから事業に合った許可区分を選び、管轄窓口(旅館業法:保健所、農林漁業体験民宿:農業委員会・都道府県、民泊新法:市区町村)に相談します。また、消防法に基づく設備(火災報知機・消火器・避難経路の表示など)の設置も並行して進めましょう。改修前の「事前相談」が、後からの追加工事を防ぐポイントです。

ステップ3:改修・リノベーション工事

次に、許可基準を満たすための改修を行います。「古民家の雰囲気を残しながら現代的な快適性を両立させる」というコンセプトが、ゲストからの高評価につながりやすいです。具体的な改修費用の目安は次のセクションで詳しく解説します。

ステップ4:予約サイトへの掲載

改修が完了したら、次に宿泊予約サイト(OTA)に物件を登録して集客を開始します。手数料・多言語対応・iCal同期機能などを比較して、自分のビジネスに最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。複数のOTAに同時掲載することで、集客機会を最大化できます。

ステップ5:運営開始・レビュー管理

最初のゲストが入ったら、まず丁寧なコミュニケーションとレビュー管理に力を入れましょう。高評価のレビューが積み重なることで、検索順位の向上や稼働率アップに直結します。そのため、初期段階ではゲスト対応に特に力を入れることをお勧めします。


古民家の改修費用の目安|補助金の活用で初期費用を抑える


古民家を民泊に転用する際の改修費用は、建物の状態や仕様によって大きく異なります。一般的な目安は以下のとおりです。

改修内容費用目安
最低限の改修(水回り・消防設備のみ)50〜100万円
標準的な改修(内装・設備更新)100〜200万円
フルリノベーション(構造補強含む)200〜500万円以上

ただし、こうした初期費用は補助金・助成金で大幅に軽減できる場合があります。たとえば農林水産省の「農山漁村振興交付金(農泊推進対策)」や、各自治体の空き家活用補助金がその代表的な制度です。また、国土交通省の「空き家対策総合支援事業」も活用できるケースがあります。具体的な補助金情報は農林水産省公式サイト(農泊推進対策ページ)でご確認ください。

なお、収益シミュレーションについては「農泊で実際にいくら稼げる?収入シミュレーション」も参考にしてみてください。


古民家民泊の集客と予約サイト選び|手数料と多言語対応を比較


古民家民泊の集客において、特にインバウンドゲストを狙う場合、多言語対応の予約サイトへの掲載が集客力に大きく影響します。加えて、OTAの手数料は手取り収益に直結するため、プラットフォームの選択は慎重に行いましょう。

予約サイトホスト手数料多言語対応備考
STAY JAPAN即時予約0%(リクエスト予約3%)日本語・英語・繁体中文認可施設特化・農泊推進機構連携
Airbnb15.5%※多言語ゲスト手数料なし・ホストが一括負担の新料金体系
Booking.com15〜25%多言語主に外国人向け。プログラム参加で手数料上昇

※ Airbnbは2025年末から「ホストが15.5%を一括負担し、ゲスト側の手数料をなくす」新料金体系に順次移行中。旧体系(ホスト3%+ゲスト別途)から大幅に変更されているため、既存ホストは注意が必要です。

STAY JAPANが古民家民泊ホストに選ばれる理由

具体的には、STAY JAPANは農泊・古民家・一棟貸しに特化した日本初の公認民泊プラットフォームであり、即時予約のホスト手数料が0%(リクエスト予約でも3%)です。Airbnbの15.5%やBooking.comの15〜25%と比較すると、同じ宿泊単価でも手取りに大きな差が生まれます。例えば、宿泊料金が1泊30,000円の場合、Airbnbでは約4,650円が手数料として差し引かれますが、STAY JAPANの即時予約ならその分がすべて手取りになります。

さらに、AirbnbやBooking.comとのiCal同期に対応しているため、複数のOTAに同時掲載してダブルブッキングのリスクを抑えながら、集客を最大化することができます。

手数料の詳細な比較は「民泊OTA手数料の完全比較」をご確認ください。また、予約サイトの総合比較は「農泊ホストにおすすめの予約サイト比較」も参考にしてください。


STAY JAPANへの掲載を検討している方へ


STAY JAPANは農泊・古民家・一棟貸し・漁家民宿・ホームステイなど、個性的な日本の宿泊施設を掲載する日本初の公認民泊プラットフォームです。

  • 即時予約のホスト手数料0%(Airbnb 15.5%、Booking.com 15〜25%と比較)
  • 登録料・初期費用 完全無料
  • Airbnb・Booking.comとiCal同期対応
  • 日本語・英語・繁体中文で多言語掲載

よくある質問(FAQ)


Q1: 農家でなくても農林漁業体験民宿の登録はできますか?

農林漁業体験民宿の登録制度は、農業・林業・漁業を営む方を対象としています。そのため、農家以外の方(相続した古民家の所有者・移住者など)は原則として対象外となり、旅館業法の簡易宿所として申請する必要があります。ただし、地域によって条件が異なる場合もあるため、事前に農業委員会や都道府県の担当窓口に確認することをお勧めします。

Q2: 改修前に許可申請の相談はできますか?

はい、改修工事の前に、まず管轄窓口(保健所や農業委員会)に相談し「事前確認」を行うことをお勧めします。改修後に申請した場合、基準を満たしていないと判明すると追加工事が発生することがあります。したがって、早めの相談が開業コストの節約につながります。

Q3: 外国人ゲストの受け入れに英語力は必要ですか?

英語が話せなくても問題ありません。なぜなら、STAY JAPANは宿泊施設の情報を英語・繁体中文で掲載しており、メッセージのやり取りには翻訳ツール(Google翻訳など)を活用するホストも多くいます。また、チェックイン手順のペーパーを多言語で用意しておくと、さらにスムーズなゲスト対応ができます。

Q4: 開業から最初の予約が入るまでどのくらいかかりますか?

プラットフォームへの掲載直後は、レビューがない分、集客に時間がかかる場合があります。一般的に最初の予約が入るまで1〜3ヶ月程度かかることが多いです。そのため、複数のOTAに同時掲載し、オープン特典(割引価格)を設定することで、早期の予約獲得につながりやすいです。

Q5: 開業後のゲスト対応は自分でしなければなりませんか?

必ずしも自分でする必要はありません。民泊運営代行サービス(管理会社)に委託する方法もあります。ただし、代行費用がかかるため、STAY JAPANのような手数料0%のプラットフォームを活用して収益を最大化しながら、代行コストを吸収する設計が有効です。


古民家民泊の始め方|まとめ


  • 古民家民泊は、インバウンド需要を取り込める高単価な宿泊スタイルとして注目されている
  • まず旅館業法の簡易宿所として許可を取得するのが最も一般的。農家・漁家の方は農林漁業体験民宿の登録で設備基準の緩和を受けられる
  • 改修費用は50〜500万円以上と幅広く、補助金の活用で初期負担を軽減できる
  • OTAの手数料比較が収益性に直結する(STAY JAPANは即時予約手数料0%)
  • iCal同期で複数サイトに同時掲載し、集客の最大化を目指そう

このように、古民家民泊の始め方は、まず許可申請の制度を理解し、次に改修・予約サイト登録と段階を踏むことで着実に開業できます。まずは登録料・初期費用が完全無料のSTAY JAPANへのホスト登録から始めてみましょう。

SHARE THIS ARTICLE