Posted in 体験記

【体験記】茨城の里山で農家さんとつくる・味わう親子旅モニターツアー|農地が育む恵みを体感! 1泊2日

【体験記】茨城の里山で農家さんとつくる・味わう親子旅モニターツアー|農地が育む恵みを体感! 1泊2日 Posted on 2026年10月06日

茨城県(農林水産部農地局農村計画課)が主催の中山間地域をテーマにしたモニターツアー。2026年9月26日(土)〜27日(日)の1泊2日の期間で茨城県外在住の5組12名の親子にご参加いただきました。茨城県北地域の高萩市と大子町の農家さんの生産現場を訪ね、野菜収穫やこんにゃくづくりを通して中山間地域のいまを体感した2日間をレポートします

1.モニターツアーの概要

2.1日目|高萩(たかはぎ)市・結農(ゆの)実(み)WORKS 笹川さんと野菜収穫と昼食作り体験

3.2日目|大子(だいご)町・菊池農園 菊池さんとこんにゃくづくり体験

4.モニター参加者の声

5.関連リンク

1.モニターツアーの概要


このツアーでは中山間地域の農地保全・関係人口創出のために取り組むことが目的のツアー。県北地域は豊かな自然と里山の暮らしが息づくエリアです。訪問地となった大子町では、日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝(ふくろだのたき)」をはじめ月待の滝(つきまちのたき)、久慈川(くじがわ)・八溝川(やみぞがわ)の清流が四季折々の絶景を見せてくれます。袋田温泉・大子温泉・月居(つきおり)温泉と、湯量豊かな温泉が点在するのも魅力です。高荻市は市域の85%を山間部が占め、花貫川(はなぬきがわ)・関根川がつくる花貫渓谷(はなぬきけいこく)や、海が望める花貫ダムなど、海と山が両方楽しめる地域です。その中でも今回は中山間地域で「農業」に取り組む生産者さんのもとに訪れる、生産現場だからこそできる体験をメインに据えました。

ツアー名茨城の里山で農家さんとつくる・味わう親子旅モニターツアー ~農地が育む恵みを体感! 1泊2日~
日程2026年9月26日(土)〜27日(日) 1泊2日
対象・定員茨城県外在住の親子(小学1年生〜中学3年生)/12名
参加者5組12名
旅行代金(税込)大人11,000円/こども9,000円
集合JR常磐線 日立駅海岸口 10:00
1日目結農実WORKS(高萩市上君田):野菜の収穫、収穫した野菜での昼食づくり
宿泊大子温泉やみぞホテル(大子町)
2日目菊池農園(大子町):こんにゃく芋掘り → 奥久慈茶の里公園:こんにゃく作り → レストラン茶の里:昼食
解散JR水郡線 常陸大子駅 14:50
旅行企画・実施株式会社雨風太陽(観光庁長官登録旅行業第2169号)

2.1日目|高萩市・結農実WORKS 笹川さんと野菜収穫と昼食作り体験


1日目にお邪魔したのは、結農実WORKS 笹川さんの暮らす高萩市。笹川さんは、農薬・化学肥料・除草剤は一切使用せず、なるべく自然環境に負荷のかからない栽培に取り組み、年間30品目以上の有機野菜を生産しています。

笹川さんからほおずき栽培を学ぶ

笹川さんが生産する、ほおずきは「高萩ほおずき」と呼ばれ、茨城県高萩市君田地区で結農実WORKSが栽培する有機栽培の食用ほおずきです。栽培品種は「ゴールデンベリー」という品種で、南米ペルーが原産。食用のほおずきの中で粒が大きいのが特徴です。このほおずきを狙って、野山にいる野生鳥獣(ハクビシンやアナグマ)による深刻な食害があり、どのように鳥獣害を防ぐかなどの具体的な説明に参加者も興味津々でした。

有機野菜の収穫体験

あいにくの雨でしたが、ハウスで収穫できるようにと用意していただいたのが「ピーマン」。ハウスの中でたわわに育ったピーマンのうち、50g以上のものを見つけて収穫していきました。誰が大きなピーマンを収穫できるか、計量器で測りながらみんなで和気あいあいと収穫体験を行えました。収穫したピーマンはお土産として持ち帰ることができました。

YUNOMI-DINERで昼食づくり

YUNOMI-DINERは、笹川さんが自ら空き家をコツコツと修繕して作り上げたカフェ兼イベントスペース。結農実WORKSさんではほおずきを使ったタルトやジャムなど有機野菜を使った菓子製造も手掛けています。今回はランチとして、トルティーヤにトマトやマッシュドポテト、キャベツなど自家製の具材を思い思いに選んで巻いて食しました。トルティーヤも1枚は自分のために、もう1枚は親子で参加するもう1人の方を思ってトッピングを選んで食べてもらう体験に。トルティーヤを4枚も平らげたお子さんも。美味しいお食事にみなさん大満足!

午後の農作業体験と農地探索

美味しいランチの後に取り組んだのは、カブの播種(種まき) 体験。生産の始まりを体験できる貴重なタイミングで、どのように種子を蒔くのかを笹川さんから説明があったのち、参加者全員で種まきを行いました。ハウスに向かう道すがらに笹川さんが耕作放棄地も案内。なぜ耕作放棄地が生まれてしまうのか、いったん人の手を離れた農地はどのくらい元に戻すのが大変なのか、容易に畑にはできない法的な制約などを丁寧に解説。参加者の皆さんも課題が多く難しいテーマでも必死に耳を傾けていました。

3.2日目|大子町・菊池農園 菊池さんとこんにゃくづくり体験


2日目にお邪魔したのは、茨城県大子町で主にこんにゃく芋、こんにゃく種芋、米、薪等を生産販売している菊池農園の菊池さんのもとへ。大子町は古くからこんにゃく栽培が盛んで、江戸時代には水戸藩の専売品として藩の財政を支えていました。

こんにゃく芋を掘る、仕分ける

一面に広がるこんにゃく芋畑。普段は機械を使って一気に収穫するところ、今日は手掘りができるように収穫用の区画を用意いただきました。こんにゃく芋は素手で触れるとかぶれてしまうため、ゴム手袋を着用してみんなで収穫。だいたい500~600g前後のこんにゃく芋をみんなで掘り当て、泥を落としてこんにゃく芋として仕分けました。

芋がこんにゃくになるまで

煮物や和食で大活躍のこんにゃく。食卓では馴染みのある食品ですが、自分で作る機会はあまりない中で、自分で掘ったこんにゃく芋から作り始めました。作り方は、
・こんにゃく芋の皮をむきサイコロ状にカット
・ぬるま湯とともにミキサーに30秒ほど入れて混ぜる
・混ぜ合わせたこんにゃくはバケツに入れてしばらく静置
・その後に凝固剤をお湯で溶いてこんにゃくと混ぜ合わせる
・おたまですくって丸く整形し、湯がきます。そして冷やして出来上がり!

昼食にはお手製のこんにゃくも試食。口触りが柔らかなオリジナルこんにゃくに舌鼓を打ちました

竹を使って昔あそび。竹とんぼ作り体験

耕作放棄地で生えてしまう竹を伐採し竹薪も生産する菊池さん。今回は竹とんぼ作りにもお子さんたちは挑戦。小刀を使って器用に竹を加工。上手く飛ぶ竹とんぼを作れた参加者も。農地を維持する上でこのような竹は厄介ものとして捉えがちですが、活かすも活かさないもその人次第という菊池さんの言葉を身体で理解できた時間となりました。

4.モニター参加者の声


普段の生活では体験が難しい内容に刺激を受けた参加者から温かいメッセージを寄せていただきました。

“
参加している人がとてもあたたかい方ばかりだった。おそらく子供の一生の思い出の一つとなった。
”
“
耕作放棄地の話は初めて聞きました。移住して、農業やりたい、と思っても土地を購入することも大変、簡単ではないこと、田舎ならではの人間関係があること等、非常に興味深かったです。用水路で長靴を洗ったことが、現地でしか出来ないことだ!と少し感動しました。
”
“
子供は、耕作放棄地の問題を家に帰ってからも話しており、大変興味を示していました。実際の状況を見ながら話があったことで、現実問題として実感したんだと思いますので、よい体験になったと思います。私自身は、移住の大変さなどの実体験が聞けたのがよかったです。
”

2日間を通じて、普段何気なく口にしている、いただきますの裏側の生産現場に足を運び、農家の皆さんと一緒に体験を行いました。手で触れ、匂いを感じ、味わうなど、五感を使って学ぶことで、中山間地域の「今」を親子で体感する貴重な2日間となりました。

モニターツアーは第2弾の企画も検討を重ねています。ご関心のある方は、以下のお問い合わせフォームからメルマガ希望とお知らせください。

お問い合わせフォーム https://oyako-travel.zendesk.com/hc/ja/requests/new/

5.関連リンク


結農実WORKS 笹川雄也さん(ポケットマルシェ):https://poke-m.com/producers/686242

菊池農園 菊池常昭さん(ポケットマルシェ):https://poke-m.com/producers/391047

本ツアーの募集ページ:https://stayjapan.com/media/ja/r809_ibaraki_familytour/

茨城県農林水産部農地局農村計画課(Instagram):https://www.instagram.com/ibk_noukei/

SHARE THIS ARTICLE