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四国で農泊・古民家民泊を始めるには|香川・愛媛・徳島・高知の開業完全ガイド

四国で農泊・古民家民泊を始めるには|香川・愛媛・徳島・高知の開業完全ガイド Posted on 2026年06月29日

四国は今、農泊ホストにとって絶好のチャンスを迎えています。2025年に四国を訪れた外国人延べ宿泊者数は206万人泊(前年比+24%)と、2011年以降で過去最多を記録しました。また、四国ツーリズム創造機構は2030年までに外国人宿泊者数を2倍以上に増やす方針を掲げています。その結果、インバウンド需要はさらに拡大する見通しです。

一方で、こうした需要の急増に対して、農泊・農家民宿の施設数はまだまだ追いついていないのが現状です。つまり、四国で今から農泊を始めるホストには「先行者利益」があります。需要をいち早く取り込めるタイミングにあるのです。

この記事では、四国(香川・愛媛・徳島・高知)で農泊・古民家民泊・農家民宿を開業したい農家・空き家オーナーの方に向けて詳しく解説します。具体的には、各県の特徴・許可申請の手順・費用相場・インバウンド集客のコツをお伝えします。

なお、四国は全国的にも空き家率が高い地域として知られています。持て余している実家や古民家の固定資産税対策として、農泊・民泊への活用が注目されています。さらに、地域の空き家問題の解決策にもなります。こうした二つの視点からも、今こそ農泊開業を検討するタイミングです。


目次

  • 四国の農泊需要|なぜ今、四国で開業するべきなのか
  • 四国4県の農泊・農家民宿の特徴
  • 農家民宿(農林漁家民宿)の開業に必要な許可申請
  • 四国で農泊を開業する費用目安
  • インバウンドを集客するためのポイント
  • STAY JAPANへの掲載を検討している方へ
  • よくある質問(FAQ)
  • まとめ

四国の農泊需要|なぜ今、四国で開業するべきなのか


まず、四国での農泊開業を後押しするデータを確認しましょう。

2025年に四国を訪れた外国人延べ宿泊者数は206万人泊(前年比+24%)で、2011年以降で過去最多を更新しました。県別に見ると、香川が111万人泊で最多です。次いで愛媛58万人泊、徳島23万人泊、高知13万人泊と続いています(出典:観光庁「宿泊旅行統計調査(2025年・速報値)」)。

さらに、四国ツーリズム創造機構は2030年までに外国人延べ宿泊者数を2倍以上に増やす方針を掲げています(出典:四国ツーリズム創造機構「四国インバウンド観光ビジョン2030」)。具体的には、アドベンチャートラベルの推進・英語対応デスクの新設など、積極的なインバウンド施策が進んでいます。

四国が外国人旅行者を集める主な理由は次の通りです。

  • 四国遍路(お遍路):世界的に認知度が高く、歩き遍路を目的とした欧米豪の外国人が急増
  • 瀬戸内海の島々と現代アート:直島・豊島など、瀬戸内国際芸術祭が欧米豪旅行者に人気
  • 里山・里海の原風景:祖谷渓谷・四万十川など、スロートラベル・アドベンチャートラベル層に響く魅力

このように、四国には「農泊」と相性の良い外国人旅行者のニーズが集中しています。また、農泊予約プラットフォームSTAY JAPANでも四国エリアの需要は着実に伸びています。そのため、施設側の供給体制を増やすことが急務となっています。


四国4県の農泊・農家民宿の特徴


四国は4県それぞれが独自の農業・食文化・自然を持っています。各県の強みを理解したうえで、地域の魅力を活かした農泊の形を検討しましょう。

香川県|瀬戸内の島々×うどん文化

香川県は四国の中でインバウンド需要が最も高い県です(111万人泊・2025年)。例えば、直島・豊島・小豆島など瀬戸内海の島々への外国人旅行者が急増しています。また、讃岐うどんを目的に訪れる旅行者も多く、うどん打ち体験や農業体験を組み合わせた宿は高い人気を誇ります。

さらに、香川県は農林漁家民宿の開業支援に力を入れています。県のウェブサイトでは開業手続きや先輩ホストの体験談を詳しく紹介しています。そのため、初めて農泊を始めるホストにとっても安心して取り組める環境が整っています。

愛媛県|柑橘農家×しまなみ海道×漁家民宿

愛媛県は温州みかんやポンカンなど柑橘類の産地として知られています。収穫体験を組み合わせた農家民宿は、国内外の旅行者から人気を集めています。また、しまなみ海道はサイクリストの聖地として有名です。外国人旅行者の間でも認知度が高く、サイクリスト向けの宿泊ニーズが高まっています。

加えて、愛媛の宇和海沿岸では漁家民宿の開業事例も多くあります。釣り体験や地魚料理の提供が、外国人ゲストに特に喜ばれています。漁師の方でも農林漁家民宿として開業できるため、地元の漁業体験を活かした民宿を実現できます。

徳島県|阿波踊り×祖谷渓谷×農山村

徳島県は日本三大盆踊りの一つ「阿波踊り」で知られ、夏には国内外から多くの訪問者が集まります。そのため、夏の繁忙期に農泊を組み合わせることで高稼働率を狙えます。また、祖谷渓谷(いや渓谷)は日本三大秘境の一つです。かずら橋や断崖絶壁の集落は、欧米豪の長期滞在旅行者に特に人気を集めています。

なお、徳島県では「とくしま農林漁家民宿」として独自の制度を整備しており、県のサポートを受けながら開業手続きを進めることができます。

高知県|四万十川×土佐料理×大自然

高知県は四万十川・仁淀川など日本屈指の清流が流れ、川遊びや農業体験・漁業体験を組み合わせた農泊が盛んです。また、「土佐料理」のブランド力も高く、かつおのたたきや皿鉢料理など地元の食文化体験が旅行者から高い支持を得ています。

高知は四国の中で農泊施設数がまだ少ない地域です。したがって、今から開業すれば需要に対して少ない競合の中で集客できる、先行者として有利な立場を獲得できます。


農家民宿(農林漁家民宿)の開業に必要な許可申請


次に、農泊・農家民宿を開業するための許可申請の手順を解説します。農家民宿を始めるには、大きく2つの法的枠組みから選択できます。

農林漁家民宿(農山漁村余暇法)と旅館業法の違い

農山漁村で宿泊施設を開業する場合、以下の2つの枠組みを比較して選択してください。

区分農林漁業体験民宿(農山漁村余暇法)旅館業法 簡易宿所
対象農林漁業者・農山漁村在住者誰でも
客室面積一般住宅と同等の基準(大幅緩和)33㎡以上(10人未満の場合は3.3㎡×人数で計算)
消防設備大幅緩和あり(一般住宅扱いで設備費を抑えやすい)標準要件(スプリンクラー等が必要な場合あり)
体験提供の義務農林漁業体験が必須不要
主な相談窓口農林水産省・各都道府県農林部局保健所

農林漁業に従事している方や農山漁村に居住している方には、農山漁村余暇法に基づく農林漁家民宿として開業することをお勧めします。最大のメリットは消防設備基準が大幅に緩和される点です。例えば、旅館業法の簡易宿所では自動火災報知機やスプリンクラーの設置が求められる場合があります。しかし、農林漁家民宿ではこれらの費用負担を軽減できます。また、市町村窓口がワンストップでサポートしてくれるケースが多く、申請手続きの負担も少なくなります。

一方で、農林漁業者でない方(例:農村地域に移住した都市出身者)でも、旅館業法上の「簡易宿所」として開業することは可能です。この場合は保健所への許可申請が主なルートとなります。なお、旅館業法の簡易宿所も10人未満の宿泊であれば「3.3㎡×宿泊人数」で計算されます。そのため、客室面積の規制は以前より柔軟になっています。

開業の主な手順(農林漁家民宿の場合)

  1. 事前相談:都道府県の農林漁業担当課または市町村窓口に相談する
  2. 認定申請:農林水産省への農林漁業体験民宿業の認定申請(市町村経由)
  3. 旅館業法の許可申請:所管の保健所に簡易宿所営業の許可を申請
  4. 食品衛生法の許可:食事を提供する場合は飲食店営業許可が必要
  5. 消防法の届出:消防署への届出(施設の規模による)
  6. 建築基準法の確認:用途変更の手続き(※延床面積が200㎡を超える場合のみ建築確認申請が必要。一般的な規模の住宅で1〜2部屋を農泊に活用する場合は、申請不要なケースが多いです)

なお、許可申請の詳細は別記事「農家民宿の許可申請ガイド|旅館業法・農林漁家民宿特区の違いを解説」で詳しく解説しています。合わせてご参照ください。

四国各県の主な問い合わせ窓口

担当部署窓口の特徴
香川県農村整備課 農村環境整備グループ開業事例紹介・サポートが充実
愛媛県農地・担い手対策室農家民宿の開業相談に対応
徳島県農山漁村振興課「とくしま農林漁家民宿」独自制度あり
高知県農村計画課四万十川流域の農泊支援に注力

また、農林水産省の農山漁村振興交付金(農泊推進対策)は四国の農泊地域でも採択実績があり、施設整備費の補助を受けられる場合があります。詳しくは農林水産省の農泊推進ページをご確認ください。


四国で農泊を開業する費用目安


農泊を始めるうえで気になる費用について、四国の実例をもとに目安をご紹介します。なお、古民家を活用する場合の費用相場については「古民家を民泊にする方法」も参考にしてください。

項目最小ケース標準ケース
客室リフォーム(1〜2部屋)50〜150万円200〜500万円
水回り(トイレ・浴室の整備)50〜100万円100〜300万円
消防設備(自動火災報知機など)10〜30万円30〜100万円
家具・寝具・アメニティ20〜50万円50〜150万円
申請・手続き費用数万円10〜30万円
合計目安130〜330万円390〜1,000万円以上

中古設備の活用やDIYを取り入れることで費用を大幅に抑えることが可能です。さらに、農泊推進のための補助金・助成金を活用することで自己負担をさらに軽減できます。農泊開業後の収入の目安については「農泊で実際にいくら稼げる?収入の目安と稼働率シミュレーション」をご参照ください。


インバウンドを集客するためのポイント


四国で農泊を始めたら、ぜひインバウンド(外国人)ゲストの集客も視野に入れてください。四国は欧米豪・台湾・東南アジアからの注目度が高い地域です。そのため、英語・多言語対応をするだけで集客力が大きく変わります。

英語・多言語対応を整える

外国人ゲストを受け入れるうえで最も重要なのは、英語での情報発信です。まず、施設の紹介文・体験プログラムの説明を英語で用意しましょう。しかし、完璧な英語は必要ありません。翻訳ツール(DeepL・Google翻訳)を活用すれば、農家の方でも十分に対応できます。また、STAY JAPANのプラットフォームでは英語・繁体中文・簡体中文での施設紹介が可能です。外国人ゲストの受け入れのノウハウについては「農泊でインバウンド客を集客する方法」も合わせてご覧ください。

四国ならではの体験コンテンツを提供する

インバウンドゲストが農泊に求めるのは「日本の田舎のリアルな暮らし体験」です。四国であれば、次のような体験コンテンツが特に外国人旅行者に喜ばれます。

  • 農業体験:柑橘収穫(愛媛)、うどん作り(香川)、棚田での農作業
  • 漁業・食文化体験:地魚料理作り、磯釣り体験、四万十川での川遊び(高知)
  • 文化体験:お遍路ウォーキング、阿波踊り見学・体験、藍染め(徳島)
  • 絶景・自然体験:祖谷のかずら橋、瀬戸内島々サイクリング(愛媛・香川)

そうした体験コンテンツを写真や動画で魅力的に発信することで、口コミ・SNSによる集客効果も高まります。

複数の予約サイトに同時掲載する

農泊を始めたら、1つの予約サイトに依存せず、複数のプラットフォームへの掲載をお勧めします。STAY JAPANはAirbnb・Booking.comとのiCal(カレンダー)同期に対応しています。そのため、予約のダブルブッキングなしに複数サイトへの同時掲載が可能です。予約サイトの選び方については「農泊ホストにおすすめの予約サイト比較」をご参照ください。


STAY JAPANへの掲載を検討している方へ


STAY JAPANは農泊・古民家・一棟貸し・漁家民宿・ホームステイなど、個性的な日本の宿泊施設を掲載する日本初の公認民泊プラットフォームです。

  • ホスト手数料:即時予約0%・リクエスト予約3%(Airbnb 15.5%、Booking.com 15〜25%と比較)
  • 登録料・初期費用 完全無料
  • Airbnb・Booking.comとiCal同期対応
  • 日本語・英語・繁体中文で多言語掲載

※2026年時点の情報です。各社の手数料はプランや条件により異なる場合があります。


よくある質問(FAQ)


Q1: 四国で農泊を開業するには、農家でなければいけませんか?

農林漁業体験民宿(農山漁村余暇法)の認定を受けるには、原則として農林漁業者であることや農山漁村在住であることが要件となります。しかし、農家でない方でも旅館業法上の「簡易宿所」として開業することは可能です。また、古民家・空き家を活用した一棟貸し民泊として開業するケースもあります。詳しくは「住宅宿泊事業法と農泊の関係」を参照してください。

Q2: 古民家を使った農泊でも農林漁家民宿の許可は取れますか?

古民家を活用した農泊でも、農林漁業体験民宿の要件(農林漁業者・農山漁村在住者が対象)を満たしていれば申請可能です。また、古民家のリノベーションについては補助金を活用できる場合があります。古民家活用の詳細は「古民家を民泊にする方法」をご覧ください。

Q3: 四国で外国人ゲストを受け入れるのは難しいですか?

英語が得意でなくても大丈夫です。翻訳ツールやSTAY JAPANの多言語機能を活用することで、外国人ゲストの受け入れは十分可能です。四国の農泊を目的に訪れる外国人の多くは「体験」を重視しています。つまり、完璧な英語よりも「本物の日本の農村体験」を提供することの方が大切です。また、STAY JAPANのプラットフォームでは英語・繁体中文・簡体中文での施設紹介が可能です。万一、ゲストとのコミュニケーションで問題が生じた場合も安心です。STAY JAPANのサポートチームが対応をサポートします。そのため、初めての外国人ゲスト受け入れでも安心して始められる環境が整っています。

Q4: STAY JAPANへのホスト登録料はいくらですか?

STAY JAPANへのホスト登録は完全無料です。登録料・初期費用はかかりません。ホスト手数料は即時予約0%・リクエスト予約3%で、Airbnb(15.5%)・Booking.com(15〜25%)と比較して大幅に手取りが多くなります(※2026年時点・プランや条件により異なる場合があります)。手数料の詳細比較は「民泊OTA手数料の完全比較」をご覧ください。


まとめ


この記事では、四国(香川・愛媛・徳島・高知)で農泊・古民家民泊・農家民宿を始めるための情報をまとめました。

  • 四国のインバウンド需要は急拡大:2025年206万人泊・前年比+24%、2030年に2倍以上が目標
  • 4県それぞれに独自の強み:香川(瀬戸内・うどん)・愛媛(柑橘・しまなみ)・徳島(阿波踊り・祖谷)・高知(四万十川・土佐料理)
  • 農林漁家民宿として開業すれば規制緩和のメリットあり:消防設備基準の大幅緩和で開業コストを抑えやすい
  • 開業費用は最小130万円〜:補助金活用でさらに自己負担を軽減できる
  • STAY JAPANへの掲載で即時予約手数料0%・リクエスト予約3%かつ多言語対応:インバウンドを効率よく集客できる

四国の農泊市場は、需要に対して供給がまだ不足しています。したがって、今から開業すれば需要の波に早期に乗れる絶好のタイミングです。まずはSTAY JAPANへの無料登録から始めてみてください。

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